「ウエディングドレス=白」というイメージは誰もが共通して持っていると思いますが、実はちょっとずつ色味が違うって知っていましたか?
純白、何色にも染まらない、純粋無垢の「白」なのに、白くないの?
と思うかもしれませんが、そういうわけではなく、白にいろいろな種類があるんです。
でも、なんで白なのに色がついているのか不思議ですよね。
そこで今回は、ウエディングドレスの「色」についてご紹介します。
人によって似合う「白」や馴染む「白」があるので、自分の肌にしっくりとくる色を見つけるためのヒントにしてください。
白には3種類の色分けがされている
実は、白には大きく分けて3つの種類があります。
「白」といえば、何も色がついていないというイメージが強いため、色があるのはおかしいのでは?
と思うかもしれませんが、牛乳や卵の殻、雪や動物の毛など、それぞれの白を比べてみても微妙に色が違いますよね。
ウエディングドレスも素材や製造工程によって微妙に色味が異なるため、その違いを濃さに合わせて大きく3つに分類しています。
●白の種類
- 白・ホワイト
- オフホワイト
- アイボリー
3つの白の使い分け
ウエディングドレスの白は、ほとんど色の入っていない純白を「ホワイト」、赤や黄色を帯びた白を「アイボリー」とし、その中間を「オフホワイト」としています。
こまかく言うとシャンパンカラーやきなり、乳白色など、白といってもさまざまな色がありますが、ドレスを選ぶ場合、まずは3つの色を試し、その中から最も似合う色から近い色をニュアンスで選んでいくのが最もおすすめです。
清楚な女性に似合う色「ホワイト」
まさに「純白」というのにふさわしいホワイトのウエディングドレス。
清楚で上品な印象が強く「キレイで美しい花嫁」を目指している方には特におすすめです。
純白の大聖堂の中、ロングトレーンのドレスを身にまとってバージンロードを歩む。
そんなイメージにピッタリの1着はホワイトのウエディングドレスかもしれません。
肌の白く、目や髪の色は黒い、いわゆる「清楚」な雰囲気の女性によく似合うと言われています。
日本人になじみやすい色「オフホワイト」
ホワイトと呼ばれる「純白」のドレスに比べ、少し柔らかい印象を覚えるオフホワイトのドレス。
実は、日本人に最も似合う「白」だと言われています。
理由は、オフホワイトがこげ茶色や肌色と相性が良いからです。
日本人の肌の色はホワイトに似合いやすい白よりもピンクを帯びた肌色の人が多く、髪や瞳の色も真っ黒というよりはやや茶色の入ったこげ茶色の人が多くいます。
そのため、オフホワイトを合わせた時に色合いがしっくりくる方が多く、ドレスショップに置かれているウエディングドレスの品ぞろえもオフホワイトの衣裳が最も多いというお店が多いようです。
華やかで優しさを感じる「アイボリー」
ホワイトの中でも最も色が濃いアイボリーは「象牙の色」という意味を持つやや黄みがかった白。
肌の色がやや黄色を帯びていて、瞳や髪の色はやや明るめの茶色の女性によく似合います。
染色や漂白をされる前の天然繊維の色を意味する「生成(きなり)色」でまとめられることも多く、温かみのある色は上手く合わせればナチュラルでハイセンスな雰囲気を演出できます。
アイボリーとは少し違う?「シャンパンカラー」
アイボリーと同じく濃い目の色が入った白である「シャンパンカラー」。
違いは、アイボリーは黄みがかった白であるのに対し、シャンパンカラーはやや赤みがかった白という点です。
アイボリーと同様に黄色を帯びた肌で茶色の髪の毛の女性によく似合います。
似合う色からニュアンスカラーをチョイス
まずは自分に似合う白をホワイト、オフホワイト、アイボリーの3種類から選んでいきましょう。
だいたい特徴が分かってきたら、3種類のうち最も似合う色のニュアンスカラーを集中的にチェックしていくのがおすすめ。
例えば、アイボリーとシャンパンカラーのように似ていても厳密に言うと違う色が多くあります。
また、アイボリーの中でも黄色が濃いものから色が淡くオフホワイトに近い色のものまで幅広くあります。
デザインやラインによっても印象が大きく変わるため、本格的に試着してみて自分に最も合ったドレスを見つけていくのがおすすめです。
自分の肌がどんな色なのかもチェックしておこう
「ドレスに合いやすいという「肌の色」と言っても、自分がどんな肌の色なのかが分からない」
という方のために、簡単に肌の色についてご紹介します。
肌のベースカラーは大きく分けると「イエロー」と「ブルー」のふたつに分かれます。
●イエローベースの肌
黄色を帯びたハリとつやのある肌
見分け方:手首の血管の色が緑色に見える
●ブルーベースの肌
青やピンクを帯びたきめこまかな質感の肌
見分け方:手首の血管の色が青色に見える
ベースカラーによって似合う白が違う
イエローベースの肌の人はオフホワイトからアイボリーのウエディングドレスがおすすめ。
肌の色の濃い・薄いに合わせて色の調整が可能で相性も抜群。
アイボリーやシャンパンカラーなど、ニュアンスを変えながら最も似合う色をチェックしていきましょう。
ブルーベースの肌の人はホワイトからオフホワイトにかけての淡い白がおすすめ。
白い美肌と相性が良く、顔立ちもはっきりと見せてくれる効果があります。
イエローベース、ブルーベースのどちらの肌にもオフホワイトは合わせやすいため、どちらか迷ったらオフホワイトをチョイスするというのもアリです。
自分の肌の色を知って最高に似合うドレスを選ぼう
いかがでしたか?
今回は、ホワイト、オフホワイト、アイボリーなど、ウエディングドレスに使われる異なる「白」についてご紹介しました。
色ひとつ取っても花嫁の肌の色によって似合う白が異なることが分かったのではないでしょうか。
これに加えてライン、デザイン、身長や顔立ちなど、さまざまな要素が加わっていきます。
迷う要素も数多くありますが、お店のスタッフのアドバイスも受けながら自分に一番似合うドレスを探し出していってください。