
ドレスラインを味方に!体型カバーでキレイが3割増し!
一生に一度のウェディングドレス選び。夢にまで見た憧れのウエディングドレス姿だからこそ、後悔しない最高のシルエットを叶えたいですよね。
好きなシルエットや雰囲気はもちろん、体型に合ったデザインにすることも重要です。
ところで、ウエディングドレスにはラインによって「視覚効果」があるって知っていましたか?
視覚効果とは、長さや大きさ、距離や面積が同じはずなのに違って見える作用のこと。
有名なものに、下図のような視覚クイズがあります。
横棒の長さはどちらが長いでしょうという、使い古されたあれです。
そう、答えは「下の方が長い」です。
すみません。
騙したかったわけではないのでもう少し話を聞いてください・・・。
実は、ウエディングドレスにもこの視覚クイズと同じように、長身や細身に見せるといったスタイルアップ効果があるんです。
そして「実はみんなこう思っている」という、心理効果も合わせることによってさらに美しい姿を演出することも可能になるんです。
今回は、自分の体型をカバーしつつ、一番キレイに見せてくれるウエディングドレスの選び方をご紹介します。
ウエディングドレスのラインやデザインの種類などと合わせてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
一生に1度の晴れ舞台!だから体型カバーしたい♡
前置きが長くなってしまいましたが、今回は、「ウエディングドレスが持つ視覚効果」をうまく使うことで自分の持っているコンプレックスをうまくカバーするコツを伝授します。
女性にとって、体型に関してのお悩みは尽きないものですよね。
下半身が太い、肩幅が広い、二の腕が気になる、全体的にぽっちゃりしてるなど…普段はそんなに意識していなくても、いざ、ドレスを着るとなった時に、改めて自身の体と向き合うと、コンプレックスばかりが気になってげんなりしてしまう花嫁さんもいらっしゃいます。
そんなお悩みも視覚効果で解決しちゃいましょう!「自分の体型に似合うものはどれかな?」と探しながらご覧くださいね。
好みだけでドレスを選ぶと失敗の可能性がある
「好み」ばかりを優先してしまうと、体型とドレスの相性が悪いにも関わらず、好きなイメージのドレスばかりを試着して、ドレス迷子に陥ってしまうことも。
大切なのは体型に合ったドレス選びと、好みとを一致させることです!
実は、mitsuwaのドレスコーディネーターは、常に花嫁さんの体型を意識した上で、好みをお伺いし、ドレスをご提案させていただいています。
まず基本を知って。ドレスのラインは全5種類
体型カバーもでき、最高に輝ける理想のドレスに出会うために、まずは基礎知識を知っておきましょう!
ウェディングドレスはたくさん種類があるように感じますが、実は、ドレスの”ライン”は5種類しかありません。
1.Aライン
2. プリンセスライン
3. マーメイドライン
4. スレンダーライン
5. エンパイアライン
それぞれのラインごとに、どんな体型の人に似合うのかが変わってくるため、ラインごとに分けてご紹介していきます。
自分の体型やカバーしておきたいポイントを思い浮かべながらイメージしていきましょう。
小柄・ぽっちゃり花嫁さんには【Aライン】
【Aラインドレスがおすすめの体型】
- 背が低い
- ぽっちゃり
ウエディングドレスの王道とも言われる「Aライン」は、アルファベットの「A」のように裾が広がっているシルエットが特徴的です。
上から下にかけて広がりがあるデザインの「Aライン」は「縦」の流れを強調し、視覚的に脚が長く見える効果があります。足元がスカートで隠れるためヒールで身長をカバーすることもでき、小柄な花嫁さんにピッタリ。
さらに、横のラインも下にかけて広がっていて上半身をコンパクトに見せられます。そのため細身に見える視覚効果や小顔に見せられるといった効果もあり。ぽっちゃり体型が気になる花嫁さんの体型をカバーしてくれるラインです。
チャペル挙式との相性も抜群
Aラインはバックスタイルのトレーンは長いものが多く、教会での挙式と相性バッチリ◎
シンプルなデザインやカットレースの加工が施されたドレスが一般的ですが、最近ではグリッター加工によるキラキラしたドレスも大人気で、結婚式で華やかに映えること間違いなしです!
高身長でぽっちゃりな花嫁さんには【プリンセスライン】
【プリンセスラインドレスがおすすめの体型】
- 背が高い
- ぽっちゃり
憧れのお姫様気分になれちゃうドレス「プリンセスライン」は、ウエストからフレアーに広がったドレスで、可愛らしさ満点のデザイン♡
プリンセスラインが高身長の方におすすめな理由は、ボリューム感のあるスカート。すっきりと広がりのあるAラインでは縦のラインが強調されますが、広がりのあるプリンセスラインはさらに横幅が広くなるため身長の高さがそこまで目立たなくなるんです。だから、背の高い方でも視覚的に高身長に見られない効果があります。もちろん、スカートの裾が長いため、背の低い方もヒールである程度カバーが可能です。
身頃が細く、スカートにボリューム感があるため、視覚的にウエストを細く見せてくれる効果があります。
そのため、ぽっちゃり体型が気になる花嫁も安心。
特にVネックのものをチョイスすれば、上半身がすらっと華奢に見せられるのでおすすめです。
日本人に似合うプリンセスライン
実は「プリンセスラインは日本人に一番似合うドレス」だと言われているんです。理由は、小柄で可愛らしい顔立ちの女性が多いから。ふんわりとした可愛らしいデザインのドレスが多いプリンセスラインは日本人の顔立ちや体型、雰囲気などと相性が抜群。最近はチュールなどにシルバーの刺繍が施された、少しエレガントなデザインも流行中なのでぜひチェックしてみてください。
背が高くて細身の花嫁さんには【マーメイドライン】
【マーメイドラインドレスがおすすめの体型】
- 背が高い
- 細身
女性らしいボディラインが強調されるシルエットの「マーメイドライン」は、キュッと引き締まっていて、膝下あたりから人魚の尾ひれのように広がりがあるシルエット。エレガントで大人っぽい印象を演出できるドレスです。
「背が高くて細身で体型が良い人に似合う」という印象が強いかもしれませんが、マーメイドラインに一番重要なのは「細く見せること」ではありません。
もちろん、背が高くて細身の体型の方によく似合うことは間違いありません。
ただ、補正下着などを上手に使えばある程度ハードルを下げることも可能になります。ボディメイクさえしっかりしておけば、くびれのあるスレンダーなボディラインを作ることが可能。
バックトレーンが長いデザインも魅力的
大人っぽく見せたい人は思い切ってマーメイドラインドレスを着て上品な色気を出しちゃいましょう!基本的にはシンプルなデザインが多いけど、全身レースのものやマーメイドでありながらもバックトレーンが長いものが今のトレンドです!
背が高くて細身の花嫁さんには【スレンダーライン】
【スレンダーラインドレスがおすすめの体型】
- 背が高い
- 細身
スッキリしたデザインの「スレンダーライン」ドレスは、身体のラインに沿った細身のシルエット。背が高くて細身の方におすすめで、ボディラインを強調しつつ、エレガントな雰囲気を演出できます。
スレンダーラインは身頃からスカートの先までストンと落ちるようなラインが特徴で、体にフィットするシルエットとも相まってシンプルですっきりとした印象になります。もともと長身でスレンダーな方にはもちろん似合いやすいのですが、デザインによっても体型カバーが可能。
例えば、Aラインのように縦のラインが強調されるようなデザインのものを選べば背の低い方でも足長効果や長身に見せられる効果があります。
また、パフスリーブタイプのドレスを選べば二の腕をカバーすることができる他、スカートの素材感によってボディラインをうまく演出することで細身に見せることも可能。
ガーデンやレストラン、海外挙式などにも人気
スレンダーラインは、従来の結婚式はもちろん、レストランをはじめとする動きやすさが求められる空間ではおすすめ。
さらに、開放感のあるガーデンや、海外挙式によく映えると人気のデザインです。
シンプルだからこそ、素材感にこだわる先輩花嫁も多く、中でも柔らかくてエアリーな動きを見せる素材がキュート!
背が低くて細身の花嫁さんには【エンパイアライン】
【エンパイアドレスがおすすめの体型】
- 背が低い
- 細身
- マタニティ
バストのすぐ下に切り替えがあり、そのまま流れるようにまっすぐなラインを描くエンパイアラインのウエディングドレス。スレンダーライン同じようなラインでありながら、ボディラインが強調されず、上品で透明感のある花嫁を演出することができます。
バストの下から落ちるシルエットは、おなかへの締め付けがないのでマタニティ用のドレスとしても良く用いられます。細身の方に良く似合いますが、ぽっちゃりが気になる花嫁さんの体型カバードレスとしてもおすすめです。
クラシカルな雰囲気が漂う「エンパイアライン」のドレスは、ハイウエストなのが特徴的でとってもキュート。
背の低さをカバーせず、自分らしく演出する
エンパイアラインは透明感のある愛らしい雰囲気が魅力。
背の低い方でも素敵に着こなすことができるドレスのひとつです。
小さい身長を活かして妖精のような可愛らしさを演出してみるのもおすすめです。
さらに!体型の気になるところをカバーする【デザイン選び】がポイント
フェイスラインをすっきりカバーしたい人はデコルテラインが大きく開いたデザインのドレスを
【おすすめのウェディングドレス】
- 大きく開いたVネック
- ハート形
- スクエアネック
- ボートネック
- オフショルダー
首から鎖骨、肩などのデコルテラインの肌を出すと首が細く長く、顔周りも華奢に見えます。ネックラインが横に開いていると肩幅を広く見せられ、対称的に顔が小さく見える効果があります。
二の腕が気になる人は素材とデザインスリーブで目隠し
【おすすめのウェディングドレス】
- フレンチスリーブ
- コサージュ付き
- レースなどの軽い素材
二の腕を気にする花嫁は多いですが、長袖のウェディングドレスにするのもイヤという人も多いです。
そんなときはレースなどの軽い素材を使った長袖や、二の腕だけをカバーする長めのフレンチスリーブがおすすめ。
長袖はいやだなという人はコサージュをつけた袖で視線を逸らすのもいいかもしれません。
さらに細身に見せたい人は体型にあったシルエットと重心のバランスを重視!
【おすすめのウェディングドレス】
- 体型に合ったシルエットと重心のバランスでメリハリを
少しでもほっそりと見せたい人は、自分の体型にあったシルエットのドレスを選ぶのがポイント。
ウエストをしぼったデザインやプリンセスラインなどのドレスでボリュームをつけて、重心のバランスをとりましょう。
縦長のシルエットのときは下に重心を置くとすらりとした印象になります。
ドレスラインが決まったらネックラインとスリーブのデザイン選び♡
ネックライン&スリーブのデザインは主に9種類。理想のドレスラインが決まったらつぎは好みのネックラインとスリーブを選びましょう!
ビスチェ
胸元から肩にかけてを大胆に露出したデザイン。女性らしい美しいバストラインやデコルテを演出してくれる人気のタイプです。
オフショルダー
肩先を出したデザインで、上半身を華奢に見せてくれます。鎖骨を適度にアピールできるのでフェミニンな印象になります。
アシンメトリー
左右非対称のデザイン。片方の肩だけを出したデザインでワンショルダーとも呼ばれます。クールな印象にしたり、モチーフを使うことで華やかな印象にしたりできます。
ホルターネック
前身ごろから続いた布やストラップで首から吊るしたようなデザイン。後ろ身ごろが大胆に開いている場合が多く、美しい背中を見せられます。
Vネック
V字の切れ込みになっているネックライン。縦のラインを強調し、あごのラインをシャープに見せてくれます。首周りや顔周りをすっきりとした印象にできます。
ボートネック
横に大きく開いたシンプルなデザイン。鎖骨に沿ってゆるくカーブを描いたもののことで、肩のラインをスッキリと美しく見せてくれます。
フレンチスリーブ
身ごろから裁ちだされた袖のこと。長さはさまざまですが、日本では短いものを指すことが多いです。キャップスリーブとも言います。
パフスリーブ
ギャザーやタックなどで袖山や袖口をふくらませたもの。袖丈は長いものから短いものまでさまざまです。腕のカバー力は抜群です!
アメリカンスリーブ
首元から袖ぐりの下まで斜めに大きくカットしたノースリーブの形。後ろにも前と同じ形の身ごろがついているのが特徴。
最高のウェディングドレスを選ぼう♡
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