結婚のスタイルのひとつとして、近年特に話題となっているフォトウエディング。
最近では結婚式はせず、家族や親族の食事会だけで済ませてしまう方も多くなっています。
ただ、そうは言っても憧れのウエディングドレスを着ないまま、ただ籍だけ入れて結婚しました!というのも何か味気ないですよね?
フォトウエディングなら、衣裳を着られる上、記念となる写真もカタチとして残せるとあって、近年特に人気が上昇しています。
でも、「記念に写真だけ残しておきたい」と、軽い気持ちで考えていても、いざ撮影するとなると
「やっぱり和装も着てみたい」
「この衣裳って本当に自分に似合うの?」
など、悩んでしまう方も少なくないようです。
そこで、今回は、フォトウエディングも衣裳レンタルも両方扱っている「みつわ」から、フォトウエディングの衣裳の選び方についてご紹介していきます。
フォトウエディングの衣裳は何着着られる?
フォトウエディングで着る衣裳の着数は、前撮りに比べると少し多めになることが多いです。
結婚式でも衣裳を着る前撮りとは違い、フォトウエディングは撮影日のみで完結するため、着たい衣裳をすべて着て撮影したいと思う方が多いのもその理由のひとつ。
ウエディングドレス・カラードレスが着られる洋装プランに和装を追加したり、白無垢・色打掛が着られる和装プランにウエディングドレエスを合わせたり。
好みのプランにオプションを掛け合わせることで衣裳点数や撮影場所の追加もできるので、気になることはスタッフに相談してみてください。
また、「ロケーションフォトでたくさん衣裳を着たい」という場合は、撮影場所も慎重に選ぶ必要があります。
例えば、車でかなり移動しなければならない場所で、なおかつ着替えが難しい場合、衣裳チェンジをしないままの撮影になります。
逆に、場所によっては着替えができる場所を借りられたり、スタジオとロケ地を往復することで衣裳チェンジができたりします。
ご相談いただければ、撮りたいイメージに合わせた提案も可能なので、一度スタッフに確認してみてください。
ロケーションによって衣裳がある程度決まる?
ロケーション撮影をする場合、衣裳はただ好みのもの、自分に似合うものだけを選べばよいというわけにはいきません。
例えば、日本庭園や神殿などに和装を合わせると、空間に衣裳が調和して、まとまりのある写真が撮影できます。
また、ボリューム感のあるドレスは市街地や大聖堂など、空間の雰囲気に負けない存在感を放ちます。逆に、マーメイドやスレンダーラインなどは山や海などの自然の中で合わせると素朴な雰囲気の1枚を撮影することができます。
ロケーション撮影の場合は特に、撮りたい写真をイメージすると、用意する衣裳の系統が絞りやすくなります。
低予算でもフォトウエディングって叶えられる?
プラン内容にもよりますが、ドレス・タキシードそれぞれ1着をスタジオで撮影する場合、みつわならヘアメイクや着付、衣裳小物や撮影データなどがすべてセットになって9万円~可能です。
そこから衣裳点数やロケーション撮影などを追加していくと少しずつ金額は上がっていきますが、平均的に10万円~20万円程度では実現可能です。
みつわがロケーション撮影をおすすめする理由
スタジオ撮影に比べると少し金額は上がるほか、天候にも左右されてしまうロケーション撮影。
それでもおすすめするのには理由があります。
それは、ウエディングドレスを着て、外に出て撮影するというのは、ふたりにとって特別な思いでになるからです。
結婚式で結婚式場が思い出の場となるように、撮影した日の気温や雰囲気、彼と交わした会話に至るまで、その1つひとつがただ写真を撮影するだけではない、特別感のあるものになります。
その中には「場所」も含まれていて、結婚した後もふたりにとって特別なものとなるはずです。
フォトウエディングはどこにお願いするべき?
結婚式を結婚式場にお願いするように、フォトウエディングも、写真館やドレスサロンなど、フォトウエディングの対応ができるお店にお願いする必要があります。
実は、ウエディングフォトは一般的な写真と違ってドレスや和装、ヘアメイクなど、手配しなければならないものが多くあります。
そのため、どの写真館でも気軽にお願いできるわけではありません。
また、写真館によっては撮影自体はできても、取り扱っている衣裳点数が少なく、お気に入りの衣裳が着られないといったケースもあります。
そのため、お気に入りの一着を着て撮影に臨みたい場合は衣裳サロンでフォトウエディングを取り扱っているお店にお願いした方が満足度が高いケースも少なくありません。
「雑誌で見た雰囲気と同じイメージで写真が撮影したい」
「ドレスにこだわりたいのでいろいろ衣裳を選べるお店が良い」
「ロケーション撮影に詳しいカメラマンからアドバイスがもらいたい」
など、お客様によって好みも異なるため、一番こだわりたい部分がどこなのかを話し合ってみることをおすすめします。
分からないことがある場合は、直接お店に問い合わせてみると良いでしょう。
フォトウエディングのドレスはどうやって選ぶ?
憧れのドレスのイメージはなんとなく頭の中にあるけれど、いざ「自分にはどのドレスが似合うんだろう?」と考えると、いまいちピンとこないという方は少なくありません。
実は、自分に似合うドレスを選ぶにはいくつかのコツがあります。
好みの衣裳をいろいろ合わせてみるのももちろんですが、ポイントを押さえることによって似合う衣裳を見つける近道になるははず。
項目ごとに分けて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ドレスには「ライン」によって特徴がある
ドレスにはスカートがふわっと広がっているものやストンと流れているもの、ボディラインに沿うようなものなど、さまざまな形があります。
これはドレスの「ライン」と呼ばれていて、それぞれにさまざまな特徴があります。
ラインのチョイスによって見え方が変わってくるため
「背を高く見せたい」
「すらっとエレガントに見せたい」
など、理想のイメージに近づけることが可能です。
●Aライン
アルファベットのAのようなカタチのドレス。
最も選ばれているラインで、さまざまな体系カバーができるメリットがあります。
●Aラインのドレスのポイント
- 「縦」の流れを強調し、身長が高く見える
- 広がりを見せるラインが顔を小さくみせてくれる
- ヒールを履くことでスタイルよく見せられる
●プリンセスライン
ボリューム感があり、かわいらしく華やかな印象になるドレスラインです。
大聖堂などの豪奢な雰囲気に合わせやすいほか、ウエストを細く見せる効果があります。
●プリンセスラインのドレスのポイント
- くびれを強調させ、ウエストを細く見せてくれる
- ヒップや太ももまわりなどの下半身をカバーできる
- 体系に合わせたデザインを選ぶことでバランスよく見せられる
●スレンダーライン
スカートがストンと落ちるようなデザインのドレス。
ボディラインが強調されるものが多く「スタイルが良くて細身に見える」効果があります。
●スレンダーラインのドレスのポイント
- シンプルで動きやすく、小さな結婚式場にもおすすめ
- 存在感があり、オープンエアの空間でも素敵に映える
- 体系カバーで細身で背が高い印象を与えられる
●マーメイドライン
ボディラインにフィットしたドレスがひざ下から裾に向かって広がっている、人魚のようなシルエットのドレス。
エレガントで大人っぽい女性の雰囲気を演出することができます。
●マーメイドラインのドレスのポイント
- ボディラインを強調し、女性らしくエレガントに見せる
- 上手くボディメイクすることでハードルを下げられる
- ボディラインの強調を抑えたソフトマーメイドもあり
●エンパイアライン
バストのすぐ下に切り替えがある、ギリシャ神話の女神が来ているようなイメージのドレスです。
おなかへの締め付けがないことから、マタニティ用のドレスとして用いられることも少なくありません。
●エンパイアのドレスのポイント
- ナチュラルで透明感のある花嫁姿を演出できる
- バストを大きく見せる効果がある
- 体系カバーやマタニティ用ドレスとしても人気
もっと詳しく知りたい方は、下記を参考にしてみてください。
≫ウエディングドレスの印象はラインで決まる!イメージ&ポイント別5選
ウエディングドレスの「色」によって見え方が変わる?
フォトウエディングでドレス選びをするなら、まず着たいのは「ウエディングドレス」ですよね?
ところで、ウエディングドレスの色って、実はちょっとずつ色味が違うって知っていましたか?
白であることに変わりはないんですが、白の中にも「ホワイト」「オフホワイト」「アイボリー」と少しずつ違った白があります。
そして、自分の肌の色によって、似合う白が変わってくることも。
例えば、純白の「ホワイト」は清楚なイメージが強く、瞳や髪の色が黒い女性によく似合うと言われています。
やや柔らかい印象の「オフホワイト」は、焦げ茶色や肌色との相性よく、髪の色や瞳の色なども含めると、日本人に最も似合いやすい白と言われています。
白の中でもやや黄みがかっている「アイボリー」は、瞳や髪の色が明るめの女性によく似合います。
下記記事でも詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。
≫ホワイト、オフホワイト、アイボリー、一番似合うウエディングドレスの白はどれ?
フォトウエディングにおすすめの和装は?
香川県内には栗林公園や中津万象園など、ウエディングフォトが撮影できる日本庭園が多数あります。
さらに、桜や紅葉など、豊かな自然を背景に撮影できるロケーションスポットも多いため、和装でのフォトウエディングも高い人気を誇っています。
撮影したい雰囲気や着たい衣裳などと合わせながら衣裳をチョイスするのがおすすめです。
和装の種類は大きく分けると2種類
和装とひと口にまとめても、白無垢、色打掛、引き振袖、黒引き振袖など、さまざまな婚礼用和装があります。
振袖や打掛などは普段なかなか着る機会がなく、成人式に振袖を着て以降、一度も着ていないという方も少なくありません。
「白無垢と色打掛の違いくらいは分かるけれど、振袖の種類はいまいちよく分からない」
という方も少なくないでしょう。
実は、和装は大きく分けると「打掛」と「振袖」の2種類に分かれます。
帯を締めて身にまとう、成人式にも着た衣裳が「振袖」です。
そして、振袖の上に羽織る帯のない着物が「打掛」です。
白無垢は打掛の一種で、別名「白打掛」とも呼ばれています。
素朴な雰囲気の白無垢と華やかな色打掛
白無垢は、白い打掛に鶴や鳳凰・松竹梅などおめでたい柄の刺繍などが施された婚礼衣裳で、主に神殿での挙式用衣裳として用いられています。
フォトウエディングでは、神社の境内をはじめとする挙式を連想させる場所のほか、茶室など、和の建物の中でのカットにもよく用いられます。
色打掛は、赤や青など、色のついた記事にさまざまな色で刺繍が施されたきらびやかな婚礼衣装です。
白無垢=挙式の衣裳というイメージが強いですが、実際には色打掛も白無垢と並んで格の高い和装であり、挙式に臨んでも問題ありません。
また、桜や紅葉といった自然の色どりとの相性が良く、和のロケーション撮影には特におすすめです。
引き振袖と黒引き振袖の違いは「黒」か「黒ではない」か
振袖は、袖の長さによって格の高さが決められていて、中でも婚礼でまとう振袖は袖の長さが最も長く、格の高いものとなっています。
そんな振袖の中でも「黒」は特別。そのため、振袖のなかでは唯一、黒引き振袖を「本振袖」と呼び、挙式で身にまとうことができる衣裳となっています。
和装の違いについては分かりにくいことも多くありますので、興味のある方はより詳しく書かれた記事を参考にしてみてください。
≫【結婚式の和装】白無垢・色打掛・引き振袖の常識、あなたは大丈夫?
和装を着ることで両親や祖父母が意外に喜んでくれる
憧れのウエディング衣裳といえば、ドレスを挙げる方が多い傾向ですが、両親やおじいちゃんおばあちゃんは「和装姿も見たい」と思っているケースが少なくないようです。
そのため「結婚式には和装は着ないけれど、前撮りで着た写真を見せたら想像以上に喜んでもらえた」というのは意外とよくある話のようです。
特に和装は着ようと思わなければなかなか着られる機会も多くありません。
結婚の記念に、着てみることをおすすめします。
フォトウエディングのまとめ
いかがでしたか?
ドレスも和装も、普段なかなか着ることのない衣裳の上、ずっと記念に残る特別なもの。
どんなものを選ぶかはやっぱり気になりますよね?
衣裳選びのポイントをまとめておきましたので、ぜひ参考にしてみてください。
- フォトウエディングでは、和装も洋装も、両方着ておくのがおすすめ
- ロケ地や撮りたい雰囲気に合わせて衣裳をチョイスしよう
- 体系カバーや色の相性などは実際に試着して試してみよう!
- 体系や身長などのコンプレックスをカバーできる衣裳もある
- 分からないことはプロに聞けばいろいろアドバイスがもらえる